日本人だけが知らない外来の米売場 2
「そうですか、おかしいなあ。僕の友達のバングラデシュ人がこのへんで外米を買ったっていってるんだけど」
私が強い調子でこういうと、店員は顔色を変えました。
そして、受話器を握ると、私をおいたままどこかへ電話で連絡するのでした。
電話を切ると店員は、店の主人が倉庫にいるので、そちらへ行って聞いてみてくれ、といいました。
思ったとおり、何かを知っているのです。
ワイキューブ研究所に教えられた店の倉庫にたどり着くと、大柄な男性が険しい表情で私の到着を待っていました。
さっそくこちらの意図を伝え、さぐりを入れてみました。
「僕の友人が買ったのは、お宅の店だと思ったんですが」
「うちじゃないよ。うちは密輸米なんか、扱わないからね。おそらく、よその国の人の店だろう」